バカンスシーズンでなくても週末、祝日があると、殆どのフランス人はパリを脱出してすぐ田舎、自然の中へと行きます。私にとってももうパリという街イコール仕事、的な感じでまず週末や祝日(勿論バカンスも)をパリの街中で過ごす事は現在殆どありません。週末はデモばかりで黄色いベスト運動が始まって以降は特に。そんな中久しぶりにある今月の平日、1日パリの街中で彼と過ごしてみました。
まず、行き先はべーシックなホワイトティーシャッツを購入の為サンジェルマンデプレのUNIQLOへ。パリのUNIQLOの存在は本当にありがたいです。その後は近くにあるお気に入りのタパスバーFreddy’s(フレディーズ)へ。丁度ランチ開店時刻に到着したので誰〜もいません。
早速入り口付近のカウンター席へ。ランチメニューがあり、17ユーロで前菜、メイン、そしてワインかビール。安い!と思い二人ともこれに即決。
彼は生ビール、私は白ワインに。息子もいないたった二人だけの外食っていつ以来?だか全く覚えていませんが(コロナ前だっただろうし、どこでいつしたかも?)。
まず前菜は、ズッキー二の揚げ物とスイカのサラダを。ズッキーニフライのソースも美味しくワインとビールに合います。スイカのサラダもとても美味しかったのですが、どんな味付けか?は説明出来ませんが、オリジナルな味でコリアンダーを含む幾つかのハーヴが振りかけられていました。
メインは鯖のフライ。こちらもとても美味しく、どんな風にソースが作られたのかはわかりませんが、これまたコリアンダーを含む幾つかのハーヴがのっていました。
このタパスバーFreddy’s(フレディーズ)には以前から常時日本人がキッチンに入っており、どこのカウンター席からも彼の姿を見ることができます。コロナで大変な一年であったし、かなり久しぶりに行っただけに彼の姿が以前通り見られほっとしました。
今回のランチ、前菜にしろメインにしろ、フランス人だけの味ではなくやはりどことなくアジアの味が入っていた様な感じです。きっと彼のアイデアがここのタパスに大きく影響を与えているのではないでしょうか。
その後は地下鉄で北上し、以前から気になって行きたかったパリのヴィンテージショップThanx God I’m a V.I.P.(サンクス・ゴッド・アイム・ア・ヴィップ)へ。サン=ジェルマン地区と雰囲気はがらっと変わり同じパリとは思えない雰囲気の地区にあります。
ネット上で、販売員があまり感じ良くない(購入者以外)、と結構書かれていたので、感じの悪い販売員を覚悟して入店。しかし入店早々オーナー自身が、ものすごい笑顔でペラペラとかなり長く話してきました。長い間コロナのせいでクローズしていたせいですね。
ちなみに、同ショップ、とにかく日本からメディアが凄い押し寄せてくるそうで、しかも彼ら日本人は細部まで探し回り色々同ショップで見つけて帰られるそうです(笑)。そんな日本人クライアントがコロナのせいでこなくなりがっかりしていました。
このショップ、とにかく服の数がすごく、見るのが大変なのですが、さぁ〜と一覧後、冬用のセーターだけ購入。
お隣のメンズショップも覗きましたが彼は何も見つけられず(レディースよりかなり小さいショップです)。ちなみに週末はメゾン系ショップもオープンしているそうです。残念だったのは服が多く、小物、アクセサリーの量が少ない事でしょうか。中々スタイリッシュな店内です。
さて、その後はパリど真ん中オペラ地区へ。コロナ前のランチ行きつけの日本人喫茶店Café Mc Queen(カフェマックウィーン)へ。ここで美味しいコーヒーとデザートをと思い(ちなみにパリのそこらのカフェでお茶はまずしません、飲む物が無くて。雑に作られている感がしたり、重すぎたり、美味しくなかったり等自分が好む飲み物がありません)。あいにくティータイムはクローズになっていましたが、とりあえずこちらも完全クローズ(倒産)していなくほっと(パリの店舗あちこち倒産で空店舗になっているので)。
仕方なく近くのもう一つの日本人喫茶店Akiで日本風アイスコーヒーにきな粉揚げパンを食べて、その後好きなリシュリュー通り(rue de Richelieu)とサンロック通り( rue Saint-Roch)をぶらぶらして帰途に。
久しぶりにパリを満喫!平日たまにパリで1日過ごすのって良いかもしれませんね。