毎月第一日曜日は多くの美術館や博物館、文化施設の訪問が無料になるフランス。毎月毎月それを利用して美術館へ行くわけではないけれど、数ヶ月に一回は行く様に、自分が行きたいから、と言うより子供の為、と言う感じ。
フランスの小学校でも美術館訪問は時々あり、5月にはパリ16区にあるギメ東洋美術館(Musée Guimet)、6月にはマレ地区にあるユダヤ芸術歴史博物館(Musée d’Art et d’Histoire du judaisme)訪問が学校であった息子。流石文化大国フランス。6月はこれに付け加えて有名なオランジュリー美術館へ家族で行くことに。
20年以上パリに暮らし実は一度も行った事がなく、もっともかなり長い年月改修工事をしていた、と言うのもあるけれど、息子と同様あまり絵画には興味がない、と言うのもあり。それでも一応有名だし、無料だから、と言う事で行くことに。
又久しぶりにパリ中心で過ごす週末。パリ中心1区のチュイルリー公園( Jardin des Tuileries)内にある同美術館。コンコルド広場、駅からすぐのはずが、オリンピック開催準備の為、少し遠回りして広い同公園内を通っていかなければならず…
一階は広い室内に同美術館の目玉であるあの有名な印象画家クロード モネ(Claude Mone)の絵画が。ようやく見れました。。。
そしてその後は地下階へ。地下階は様々な画家の絵画が展示されています。
絵画にあまり興味のない息子と私は一応ささぁ~と一通り見学。アート好きの彼は、結構時間をかけて。そう、絵画好きの母が昔よくフランスの美術館から来た様々な絵画展覧会へ出かけ、それに付き合っていた小さい時の自分。あの頃から絵画見学はとにかく自分には退屈極まりなく。
さて、この近代的建物に変わったオランジュリー美術館訪問後、息子は又、僕は絵画は好きではない、と。けれど、パートナーまでも、思っていたよりはそこまで良くなかった、とのご感想でした。
その後疲れたので近くのカフェで休憩。広いチュイルリー公園を横断。この公園のすぐ近くで6年間勤務してたまにランチタイムに噴水の周りで仮眠していた同公園。近くで働いていたもののこの広いチュイルリー公園内をこうしてほぼ端から端まで歩くのって初めてかも、いや、そんなもんかなぁ〜、意外とすぐ近くにある物や場所に限って知らない、行ったことがないって、忙しさにかまけてね。
そしてルーヴル美術館を横目にずっと歩いて行き、美術館最先端の横にあるカフェLe Fumoirへ。ちょっとニューヨークスタイルの内装カフェで、思いつきで行ったのものの実は10数年ぶり。若い時たまにこのカフェで夜カクテル、特にストロベリーダイキリを当時飲みに来ていました。バーカウンター越しに作ってくれていたバーテンダーがとても美味しく作ってくれ…もう当時の彼はいないでしょう。。。当時かなり気に入っていたカフェバーです。
夕方だったのでお茶とパティスリーを。注文したオレンジケーキとシナモンロールは両方甘さが控えめでかなり美味しく、そして何よりも、ドリンクもパティスリーもかなりお値段がリーズナブル。こんなパリの中心、しかもルーブル美術館のすぐ横で、物価高、インフレーションがたまらないこの状況下でなんとも嬉しく、そして懐かしいこのカフェ、全てが以前のままで何だかほっとしてしまいました。