10月下旬から11、12月とあまりに太陽を見る機会が少なかったパリ。日本にいるとむしろ晴れの日の方が多い?のであまり太陽の有り難み何てしみじみと感じる事はないだろうけれど、パリにいると太陽の恩恵を感じずにはいられず。これでは3月まで精神的にきついなぁ~と思い、年末のヴァカンスシーズンには太陽を求めて車で南下することに!

まずは、リヨンから南に車で1時間ほどの場所ラ ドローム県(La Drôme)に住むパートナーの姪の家へ。

広々とした明るいお家、ちょっと散らかっていますが。

早速、彼女の自宅から約15キロに位置するサイヤン(Saillans)と言う小さな町へ。川の手前に車をとめてドローム川を渡り町中心へ。

寒くて、川の水も冷たそう!だけど晴天だからとても気持ちいぃ。夏泳いだらさぞかし気持ちよさそう、ってなことでいつか夏に寄りたいです。

こちらは本屋さん

シャルキュトリー 専門店

お花屋さん兼サロン ド テ、兼B&Bベッド&ブレックファーストの宿

と、とてもローカルでちょっと地味な雰囲気?だけど、こういう雰囲気が又パリと違ってとても新鮮。何せパリは昔と比べ、益々ごちゃごちゃ、ブティックやレストランの数はどんどん増え、何だか古きよきパリ、みたいな雰囲気がなくなってきてしまったし、東京の様な?消費社会へと変革を成し遂げているような。おまけに移民だらけでたまにここはどこのお国?的感覚に陥ることも。そしてとにかくアジア系のお店の出店(特に飲食店)が凄まじいのです。。。

突き当たりの教会横では小さなマルシェをしておりふらっと見てみました。



その後は、旧市街の迷路のような路地内をお散歩。

それにしてもいい天気

猫も日向ぼっこ、

写真を撮っていたらおっ!ポーズをきめてくれました(笑)

さて、こちらのワインバーでランチをすることに、何せレストランもあまりなく選択の余地もほぼないので。

クロックムッシュに

ポチロン、カボチャのスープ、両方かなりのボリューム

店内の奥半分はワインカーブになっています。

ランチ後は又車で移動して次はサウ(Saou)と言う村へ。ここらのエリアはコートデゥローヌ(Côtes-du-rhône)で知られるワインのヴィニョーブル、葡萄畑が広がるエリアでもあります


村の中心はひっそりとした佇まいでいい感じ。

この村の中心広場にあるクレープ屋さんへ。

マロンクリーム入りクレープと

紅茶をデザートに頂きます。

何だか時がとまったようなひと時…

その後は村の周りをお散歩

この辺りは一面ラベンダー畑だけで、冬の間は霜が降りており、そんな景色も中々いいです。
それにしてもこの青空!パリから6時間かけてここまで車で来た甲斐あり。丁度南仏、と言われるプロヴァンス地方との境界のエリアの為この空や岩山の景色もプロヴァンス地方をちょっと思わせるような雰囲気。


こういう静かな田舎ににセカンドハウスが欲しいなぁって、毎回地方の田舎を訪ずれる度に思うこと。

カオスなパリの生活から離れて定期的にこう言う静かな場所で休息したい。

夕日に照らされたこのプチシャトーや森、小道が中々素敵。

フランスにいると、とにかく適当に歩いていても、ふと目に入ってくる光景が頻繁に美しく。いや、フランスだけでなくヨーロッパ自体がそうなのかもね。

こんな場所にこじんまりしたホテル、リラックスするのにもってこいの場所。

更に寒くなってきたのでそろそろ帰途へ。山中、まるで雪景色のようにあちこち霜が降りており幻想的な景色で夕日に照られされた山頂も又美しく。


何だかとても落ち着くこのブロカント系の家具だらけの家に帰り簡単な夕食を。

そう、このパートナーの姪宅は広々としており、しかも居心地がよく。


家具が一見チグハグの様で、全てがいかにもブロカント系の家具の様な感じで?統一感、ハーモニーがあったり。

何だか贅沢な時間を過ごせたような。
そう、贅沢な時間とは、洒落た場所やラグジュアリーな場所で煌びやかに過ごすことではなく(若い頃はまだ人生経験が浅い為こう思いがちであり、その通りだと思うけど)、空気の澄んだ素朴で静かな田舎で、時間に追われず、ただただ心静かにゆったり過ごす事。

そして翌実はしっかりヴィエノワズリーを食べて、更に車で南下します!
よかったら動画でご覧ください: