3月19日から続いていた自宅から10キロ圏内の移動制限つきロックダウン。5月3日からやっとフランスでは国内移動制限が完全に解除されました。と言っても、生活必需品以外の商店、レストランなどの営業停止や夜19時以降の外出禁止は相変わらず続いていおり今月19日から商店やレストランの営業再開、外出制限は21時になる、と今のところ予定されています。
去年の秋からの夜18時までの外出制限や、夏以降今回を含めた2度にわたるロックダウン。旅行したいフラスレトレーションだけはかなり溜まっていましたが、意外と夜の外出、レストラン、カフェなどにも行けなくても慣れてしまったと言うか(元々夜は子供がいる為外出をあまりしませんが)行きたいとも思わず。さて、今月からは移動制限解除でフランス人の国内移動が夏まで凄そうです!もうフランス人の間では今月からの旅行計画や8月の夏休み、いや、あまりに身動きできない状態が長く続き過ぎ、夏を通り超して10月末の トゥサンToussaint (=諸聖人の日)のバカンスの予約までしている人もいます。
今月5月は一年で一番祝日が多く、祝日と週末と有給をくっつけて多くの人がプチ旅行へ。ただ知り合いの家族なんかは今月末二人の子供に一週間学校を休ませお隣ベルギーへ一行くと。他の知り合いは8月はフランス南西部でのバカンスを予約し、10月のバカンスにはモーリシャス島へのバカンスも予約したと。子供の学校をここまで(←一週間)投げ出したり、夏を通りこして10月のバカンスまで予約してしまうのも凄いですよね。
ただ、流石フランス!と思ったのが私達もせめて一日くらいは息子に学校を休ませどこかに行かなきゃ夏までもたない、と思い来週13日木曜日キリスト昇天祭の祝日を利用して14日金曜日だけ学校を休ませアルプス地方に行く事にしましたが、結局この14日金曜日はフランス全土の全学校がクローズする事になっていました。フランス文部大臣も長引く制限生活、ロックダウンで移動制限が一気に3日からなくなっただけにどうせ多くの生徒がこの祝日と週末に挟まれた14日金曜日を欠席するに違いない、と予想した上での決断でしょう。今までロックダウン中以外で平日に学校が閉鎖するなんてありえなかったのですから。。。
未だ現在7日間の平均感染者が2万人代のフランス。5000人前後の感染者で緊急宣言が出され国内移動制限を勧める日本とは大きな違いです。フランスが日本と同じ状況にまで落ち着いた時にはフランスは日常生活をほぼ完全に取り戻している状態にきっとなるでしょう。
さて、今年の夏のバカンスも去年と同じく殆どの人が国内で過ごしますが、フランス人の人気行き先は一番がフランス南西部ヌーヴェル=アキテーヌ、特に沿岸部のランド県、スペインと国境を接するバスク地方が人気の様です。とにかく食事が美味しく、お隣スペインの美食街サンセバスチャンまでもすぐです。次二番目は雄大な山景色を誇るローヌアルプス地方。三番目はブルターニュ地方だそうです。
今年は、去年の様に5月から夏まではぱぁ〜とバカンス、旅行気分で盛り上がり、秋から冬中冬眠生活、何て事にならないと良いのですが。。。