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より厳しくなった外出制限

©Yann Caradec

より厳しくなった外出制限

1月16日土曜日から更に厳しくなったフランスの外出制限。英国型異変種の感染爆発を何とか抑制したい政府の今回の制限変更。年齢や職業によりフランス人の外出制限、ロックダウンの捉え方は様々ですが、若い学生達の孤独、鬱の増加も社会的な大きな問題になってきました。

11月の第二回ロックダウン以降20時から翌日6時までの外出禁止が続いていたフランス。1月16日土曜日からは2時間繰り下がり18時から翌日6時になりました。

より厳しくなった外出制限

フランス人にとって重大行事であるクリスマス休暇、家族や親族が唯一皆集まるこの機会直後は感染が爆発するのでは?何て懸念されていましたが、至ってここ数日毎日1万5千人から2万5千人内の感染者数をキープしており10月頃の5万〜6万人の感染者数には至っていませんでした。しかし、英国型異変種の感染者が毎日国内で増加しており爆発的な感染拡大予防策の様です。現在この英国型異変種の国内感染者数は、毎日のPCR検査陽性者の1パーセン程との事。

より厳しくなった外出制限

ここ数週間フランス人の間では外出制限が早まり3度目のロックダウンが今月末には始まるだろう、との噂がかなり流れていました。30代までの人達はロックダウンに嫌気が指していますが、40代以降の年代が上の人達、そして特にリモートワークが不可能な人達はこの三度目のロックダウンを喜んで待っている人達がかなりいるのも事実。お給料の84パーセンが国から支払われて家でぬくぬくしていられるならそうなってしまいますよね。

より厳しくなった外出制限

ただ今までの外出制限やロックダウンと異なり厳しくなったのが、全食料品店、つまりスーパーマーケットやテイクアウトのお店までが同時に18時にクローズしなければいけないこと。ただデリバリ−だけは対象外に。これって結構焦りますよね?

働く人達はつまり朝仕事前に、またはランチタイムを削って食料品の買い出しになる訳で。更にレストランやカフェはずっとクローズしたままであり、何とかテイクアウトに変更してレストランをオープンしていたお店も多かったのに彼らには更なるるピンチです。

文化的影響か?食にかなり重要性を置く私はとにかく毎日ほぼきちんと日本食を食べる為会社が日本人街からすぐ近くなので日本食スーパーで、又大きなスーパーMONOPRIXも近くにある為ランチタイムは頻繁に食料品買い出しに走っているのでそう変わる事はありませんが。

より厳しくなった外出制限

職業、そして年齢によりロックダウンや外出制限をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるか様々ですが、とにかく若者、特に孤独や鬱で苦しむ大学の授業にさえ行けない、友人達にも会えない学生達には一番辛く、かなり社会問題に現在なってきています、日本もきっとそうでしょう。実際に6人に1人の学生が学業の断念に至っています。コロナ禍の生活からくる精神的ストレス、又特に経済的理由からです。ある意味自分の今の年齢、置かれている状況的には(子育て中の為仕事は定時にさっさと急いで帰宅する自分)そこまで生活自体はあまり変わっていない様な気がします。

より厳しくなった外出制限

反対に食料品店、スーパーマーケットなどの店員やレジで働く人達には有難く捉えられる今回の外出制限でしょう。何せ、ロックダウン最中でも感染の恐怖に怯えながら夜20時まで皆働いていた訳で。本当に彼らには感謝です。