前々回の記事、プロヴァンス地方での滞在を終えてその後はコートダジュールへ。19歳で初めてこの地に足を踏み入れて以来、その陽気でリゾート感溢れた素敵な雰囲気に魅せられ、とにかく何度も行きまくり、周りのフランス人達にはよく笑われていた程(←あまり良い意味ではなく)。一般にフランス人は自然がそのまま荒々しく残る場所、フランス南西部の沿岸をより好み、高級リゾート感溢れ、洒落たコートダジュールはどちらかと言えば外国人好み。実際ヴァカンスシーズンのコートダジュールはフランス語よりも外国語の方が多く聞こえてきます。

さて、ここ数年滞在中の宿として使用している小さな町ボーリュ シュルメール (Beaulieu-sur-Mer)の高台、山頂に位置するアパルトマン。

今回も同アパルトマンに滞在。

何よりもこの小さなボーリュ シュルメール (Beaulieu-sur-Mer)の町が好きで、お気に入りのビーチや沿岸沿いに行くのにも車ですぐ、と言う場所柄。

コートダジュールと言えば一般にニースを思い浮かべるけれど、ここボーリュ シュルメールの様な小さくこじんまりした静かな町に慣れてしまうと、もうニースの様なごちゃごちゃ騒々しい町には足が遠のいて行きます。勿論ニースも凄く良いけれど。

この慣れた場所でのバカンスはもう普段のパリの生活の延長線の様なもので、ただ景色が凄く、毎日海水浴、ってのが日課に。
近くのお気に入りのビーチと言えば、サンジャン カップフェラ(Saint-Jean-Cap-Ferrat)のパロマビーチ(Paloma beach)、そしてカップ ダイユ(Cap-d’Ail)のマラビーチ(plage de Mala)。公共交通機関でのアクセスは面倒ですがバス、Uberなどを使用すれば可能で、ただ一般には車でのアクセスになります。息子が一番お気に入りのビーチがこのマラビーチの為、この一年学校の勉強を頑張った彼の為に今回はマラビーチで頻繁に海水浴。

車をとめて長い階段を降りてビーチへ。この階段から見える景色は絵葉書、絵画の様で下にはどんなビーチが隠れているのか好奇心に誘われます。

決して大きなビーチではないけれど、これくらいが丁度いいくらい。

ただ夏場の午後や週末はとにかく混雑するので午前中早めの海水浴をお勧めします。

海水はとにかく透明で、そこらですぐお魚も沢山泳いでいるのでシュノーケリングセットが必須。

何度来てもその絶景に心を奪われるこのマラビーチ。多くのビーチをフランス国内で知っているわけではないけれど、こんな絶景のビーチが他にあるんだろうか?

海を正面に同ビーチ左横からは海沿いに細い散歩道がありここからの景色が又最高なので散歩もお忘れなく。

海側から見るマラビーチが又これ素晴らしいのです。ちなみにこの散歩道はモナコ手前まで続く長い散歩道なので行き過ぎると帰りが大変。

さて、この二つのビーチ以外に恒例の海水浴場になっているのがサンジャン カップフェラ(Saint-Jean-Cap-Ferrat)のパロマビーチと丁度反対側に位置するフランス屈指の高級別荘地であるカップ フェラ(Cap Ferrat)、にある灯台周辺。こここそは車でしかアクセスができません。灯台麓からこちらも海沿いに散歩道が出ており、途中海水浴ができます。ただ木陰が全くないので夕方以降に行かなくては大変な暑さで日焼けてしまいます。

そして一番泳ぐのに便利な場所は、ホテル、グランド オテル カップ フェラ フォーシーズンズ(Grand Hotel du Cap Ferrat Four Seasons)のSPA、クラブドーフィン(Club Dauphin)の正面。ここの小さな入江には梯子が設置されており、又、沢山!お魚が泳いでいるのです。ここもシュノーケリングセットがあった方が楽しめます。

彼が用意してくれたミニフォカッチャ(focaccia)にイタリアンスパークリングワイン、プロセッコ(Prosecco)を下げて行き、泳いだ後に乾杯!

あぁ〜最高!人生ちゃんと満喫〜しなくてはね💕。

帰りはニース方面の美しい夕日を見ながら帰ります。この灯台周辺はもしかしたら、このコートダジュールで一番好きなエリカかも知れません。
