南仏コートダジュール、ヴィル フランシュ シュル メール(Villefranche-sur-Mer)。海沿いの高台、山頂の道路から見ると絵画の様な美しい景色を持つこの街、に久しぶり行きました。宿泊先のアパルトマンがあるボーリュ シュルメール (Beaulieu-sur-Mer)の隣町で車でも電車でもすぐです。
ニースと同じくここ数年寄ることも無くなってしまった町。今回は日本から来ていた友人がコートダジュール滞在中にどうしてもレストランでディナーをしたがり、良さげなレストランをできるだけ近場で探して見つけたレストランがあったのがこの町であった為、と言う理由から行く事に。
コートダジュールでは滞在中ほとんどレストランには行きません。場所柄、とにかく外食がかなり高く、値段に味が匹敵していない、と言うのが正直なところ。昔はサンジャン カップ フェラ(Saint Jean Cap Ferrat)のハーバーにお気に入りレストランがあったのですが、 ハーバー大改造工事でもう何年も前に無くなってしまったのです(涙)。
又イタリア国境が近い為、イタリアに行けばここコートダジュールよりも美味しく、値段が半額近くで食事ができてしまうから、ってのもあります。そして何より素敵な宿のテラスで静かに落ち着いた食事タイムを楽しみたいのもあり。
久しぶりのヴィルフランシュ シュル メール。この夕暮れの時間帯は路地散歩がとても気持ちいい。
路地にはレストラン、カフェ、バー、そしてお土産屋が連なり、ふらふら目的なく歩くだけでも楽しいかも。
友人は興奮気味にお土産屋などを覗いており、フランスに住んでいると «普段»の延長、«普段»と同じで興味もなく見向きもしなかったお店に彼女が入る事で一緒に入り、こうして久しぶりに来ると町がやや新鮮に感じます。
さて、ディナーを予約したのはそんな路地の一角にあるBelle Etoile(ベル エトワール)と言うレストラン。
店周り、ファサードが素敵で美味しさへの期待感。店内は白のトーンでシックな雰囲気を漂わせています。
テラス席につき、早速注文へ。
まずは冷えたソーヴィニヨン(Sauvignon)の白ワインをボトルで。
そしてアミューズ・ブーシュ。キュウリだったか?ズッキーニだったか?の冷えたヴルーテ(Velouté)。美味しい~。
前菜は、各、ヴィルフランシュの魚スープ、
ピクルスとハーブ添え、ジラルド産社(フランスの最も美味しい牡蠣生産業者)の生牡蠣、これがとてもオリジナル且つ繊細な味で感激!ソースは生クリーム、牛乳のミックスでしょうか?
蒸したズッキーニの花のスチームとロブスターにシーフード風ソース、これが又オリジナルで最高の美味しさ!もう全前菜が格別!でした。。。
続いて、各メインディッシュ、レモンヴルーテ添えヴィルフランシュ産キハダマグロ(←写真撮り忘れ)、
そして有機サフランソースのカジキの切り身、
貝類のソース、レンコダイ(キダイ)のフィレ。メインディッシュに関しては普通の美味しさ。ただやはり魚の鮮度を感じます。
そしてこちらは最後デザート2品をシェア。
スイカグリル、
ピーチメルバ(桃のコンポートアイス添え)。
あぁ~お腹いっぱいで幸福感。。。ただ、前菜のレベルが高かった割にはメインディッシュは各普通の美味しであったのが残念。次回もし又来ることがあれば、メインを一つにしてより多くの前菜をオーダーしてシェアがいいかも知れません。
久しぶりに素敵な夜をヴィルフランシュ シュル メールで過ごせました。