2024年2月のスキーヴァカンス。今年も又フランスアルプス地方オートサヴォワ県にスキーへ。有名なシャモニー(Chamonix)から車で30分弱のモンブラン山塊を一望できるPassyと言う町にエアビー(Airbnb)を予約、そしてそこから更に30分圏内のスキー場でスキーをする予定で。。。
去年は同県内の北部、割とレマン湖よりの山岳地帯に行ったらスキー場に十分な雪がなく、と今年はより標高の高いエリアに戻ってきました。が、、、普通なら11月末から3月まで常にこのオートサヴォワ県はどこも美しい雪景色のはずが、今年もまたもや雪不足!白銀世界どころか、山々の表面が茶色帯びてあまり美しくもなく。。。
彼と息子だけは初日スキーをした物のやはり山々の頂上にも雪が少なく、私達が知るいつもの美しい雪景色ではない、との事で、結局今年も又もやスキー、スノーボードを断念😭。それでもせっかく素晴らしい大自然の中にいるわけで、即予定を変更。シャモニーの街へ行ったり、このモンブラン山塊の正面に位置するPassyでハイキングをすることに。
峻厳なモンブラン山塊を望むシャモニーの街。まるで山が迫ってくる様な感じ。
ヨーロッパのリゾート地として有名であり、このエリアには取り憑かれた様に何度も来ているけれど、その都度凄い景色に心動かされのが常に。
モンブラン山塊の真正面のスキー場は急斜面で特に標高のかなり高い山頂付近にはきっと十分な雪が常にあるのだろうけど、かなりのスキー、スノボー上級者でないと難しいコースかもしれません。
そんな見たからにスキー上級者達がちらほら行き交うシャモニーの中心でランチを。
外国人経営の人気ホットドッグ屋 « Cool Cats »でボリューミーなホットドッグを。
勿論ここ地元のソーセージなのでとても美味しく!ちなみにこの街は外国人ばかりでフランス人はほぼいません。。。一般的にフランス人はリゾート地を避け、荒々しい?野生的な?自然がそのまんま残る場所をより好みます。
ランチ後は街中心のお土産屋さんLe Refuge PAYOT へ。いかにも観光客が行くお店には滅多に行かないのですが、年末にシャモニーに行った外国人ママ友から同店のブルーベリーリのリキュール、とクッキー、ハーブティーを頂き、美味しく、同じ物を購入するために寄りました。悪くないです、このお土産屋。
さてその後はお散歩。まずちょっとした散歩コースに一番お勧めなのは街中心からちょっと離れた場所にあるガイヤン湖(Lac des Gaillands)。
この日は晴天でモンブラン、そしてモンブラン山塊がとにかくっきり綺麗に見え、あの過激な景色を望むエギーユ・デュ・ミディ展望台(Augille du Mid)までもが!
そう、あそこは自分にとってフランス国内で見てきた数々の素晴らしい景色、パノラマの中で一番凄かった場所でもあります。実はここガイヤン湖は、下の平地からモンブラン山塊やモンブランを見上げるのに、一番綺麗に見える場所でもあるのです。
そしてこの小さなガイヤン湖(Lac des Gaillands)をふらっと一周。
その後は道を渡って反対側へ。
こちらにある更に小さなサンクレール湖(Lac Sinclair)周辺も又素敵で、
この廃墟の礼拝堂跡後部からモンブラン山塊を見上げる光景はまるで絵画の様に美しく。
このガイヤン湖(Lac des Gaillands)、サンクレール湖(Lac Sinclair)周辺からは本格的なハイキングコースもでているので春夏には本格的なハイキングもお勧め。
そしてもう一つのちょっとした散歩エリアと言えば、Forêt Communale de Chamonixと言う、丁度ガイヤン湖(Lac des Gaillands)とはシャモニーの街を挟んで反対に位置する森。こちらでも散歩を楽しむことができます。
続いてモンブラン山塊の正面に位置する街パッシー(Passy)へ。エアビー(Airbnb)の宿がこの町にあり、更に山を車で登って行くと、 Passy Plaine-Jouxと言うスキー場に到着、山道の行き止まりになります。見事に同スキー場にも雪がなく、、、2月中旬だというのにもう完全にクローズしていました。モンブランを見ながらここでスキーもさぞかし気持ち良いだろうに、残念。
スキー場の横にはパラグライダー出発地点があり、ここからパラグライダーを楽しむ人達を観察。モンブランを正面に飛んで行く姿、そりゃぁ最高な気分でしょう。
自信と気合いで絶対に飛ぶぞ!と思い込んでコツさえ掴めばそこまで難しくないそうです。何だか自分も出来そうな?飛んでみたい欲望に駆られつつ、いやいや、歳をとるにつれてそんな勇気もなくなってしまいました。。。ちなみにパラグライダー達によると、飛んだ瞬間はもう世界の王になった気分だとか。。。
ある女性パラグライダーは犬を背中に背負って飛んで行ってしまいました、犬も好きだとか。。。(笑)。
そんなパラグライダー達を横目に山中を30分くらい歩いて行くと、、、
とても神秘的な湖が左手に目に入ってきます。ラック ベール (Lac vert/Lacは湖を指しVertは緑を指します)、と言う名の通り、エメラルドグリーンの湖。透明度が高く、お魚も結構泳いでおり、正面の山々が湖表面に反射され、それがとにかく美しく神秘的でこんな隠れた場所にひっそりと佇む自然美に感動。
遊泳は禁止されていますが、この日はある非営利団体が臓器移植に関連する映像の撮影を行なっており、二人のダイバーが湖でダイビング。こんな手付かずの大自然美の中で行われていたこんな人道関連の撮影を偶然見かけ、ずっとファッションのランウェイ撮影者達を見てきたその瞬間と頭で比較してしまい、その次元の違いを何だか感じた瞬間でした。
そしてその先にはRestaurant du Lac Vertと言うシャレーレストランが。こちらでランチを。ちなみに要予約です。
モンブラン山塊、モンブランを正面に見ながらのテラスでのランチ。
何て贅沢な!
まずは勿論生ビールで乾杯!
前菜はレンズ豆のスープ(Soup Paysanne aux lentilles)、一般に冬に飲む家庭的味のするスープで大好きなスープ。
メインは各、完全にサヴォワ地方の濃厚なチーズをメインとした料理で、こちらは彼がオーダーしたREBLOCH’AUDと言うルロブションチーズフォンデュにじゃがいも、地元のシャルキュトリーとサラダの盛り合わせ、
私は、CROÛTE SAVOYARDEと言うパン、シャンピニオンのグリル、地元のホワイトハム、トムチーズ、白ワインと生クリームのグラタン?みたいな物で、両方いかにもサヴォワ地方の典型的料理で美味しかったのですが、こってり、重たすぎでした、←量もかなり多く。
そしてお子様ランチは、これ又ルロブションチーズのクロックムッシュ、美味しいと息子はぺろりと食べてしまいました。
デザートは、サヴォワ地方お馴染みブルーベリータルト、
そしてくるみのタルト。両方とも何だか手作り感がすごい!
最後にレストランオーナーから又食後酒のサービス!
最高のロケーションでのランチ!スキー、スノーボードが又できなかったけれど、それなりに自然の中で楽しめ、そして何よりも又美しい場所を発掘できて満足のアルプス旅行。しかしながら、このアルプス地方での2度にわたる冬の雪不足は、普段の都会生活ではあまり考えない地球の温暖化危機の重要性をあたらめて認識せさられるバカンスになってしまいました。
さて、又動画にしましたので良かったらご覧ください。