イースターヴァカンス中のフランス。ヴァカンスが始まるとすぐに都会パリから一気に人っ気が無くなり、パリ中心は外国人だらけに。。。そう、かなりの数の外国人がパリに戻って来ました。
フランスの親達はあり過ぎる子供達のバカンスのオーガナイズで毎回大変。私達は、まず久しぶりに車で1時間半弱で行けるウール=エ=ロワール県(‘Eure-et-Loir )に住む彼の英国人義父宅へ。3ヶ月以上ぶりです。
春から夏にかけてのここ田舎での楽しみと言えば広いお庭でランチや夕食、そしてバーベキュー。
早速着いた夜はこの家で約20年間眠っていたと言うシャンパンでアぺリティフ。
夕食は前夜に自宅で用意しておいたカレーを広いお庭でいただきました。インドとイギリスって歴史的繋がりが深いので、英国人もかなりカレー好きです。と言っても用意したのは日本風カレーですが、毎回かなり美味しそうに食べてくれます。
ワインはコートデュローヌ(Côtes-du-Rhône)の有機ワインを。ちなみに、赤ワインとカレーは全く合いません。しかもクミンとマスタードシードを入れ過ぎたせいか?かなりスパイシーなカレーだったので尚更合いませんでした(笑)。
この英国人、広い庭内にいくつかの小さなポタジェ(家庭菜園)を作り、ミント、バジル、パセリ等、を栽培しています。カレーと一緒に庭で採ったパセリを。スーパーで買うパセリとはまるで味が違いいかにも自然な味のパセリです。
さて、翌日のランチは早速バーベキュー。マリネした牛肉のランプ肉、チポラータソーセージ、そしてお野菜。
付け合わせは蒸した野菜だけ、と簡単手抜きランチ。それでも田舎の広い庭で食べると贅沢な食事、にさえなってしまう感覚です。
オートメドック( Haut-Médoc)のクリュ ブルジョワのワインと一緒に。
翌日も又バーベキュー。今度はマリネした豚肉と牛肉フォフィレ(サーロイン )で。お肉の食べ過ぎですね。。。
そして再びワインはオートメドック( Haut-Médoc)のクリュ ブルジョワ。
そして翌々日は、今度はお魚でバーベキュー。又チポラータソーセージも付け加えて。
自然しかないここ田舎では、ご飯を食べて、お散歩、ってのが日課になっています。
フランス人はとにかく田舎の自然の中でゆっくり何もせずに過ごす時間が好きなのですが、東京で育ち、パリで暮らし、せかせかした性格の自分には2〜3泊の数日間の滞在はかなり良いのですが、それ以上の長い滞在になると正直飽きてしまう場所で、この様な田舎には長居はできません、アクティビィティー、何か刺激が必要で。。。
恒例、自然の中を犬と散歩。
そして今回何とか見つけたアクティビィティーと言えば、まず義父宅から車で30分で行けるペルシュ地方(Le Perche)にあるラフェルテヴィダム城(Le chateau de la Ferté-Vidame)を訪問。
フランス革命の際に廃墟となった、14世紀に建てられ、18世紀に再建されたお城だそうです。当時サンシモン侯爵(le duc de Saint-Simon)が所有してたお城で、この敷地内にサンシモン侯爵博物館があります。
しかし、革命者達に壊されたこんなお城を見ていると、いくら昔のフランス人、とは言え現代のフランス人にもしっかりこの革命精神というのは引き継がれているなぁ、と彼等の普段の行動からつくづく感じてしまいます。
さて、次のアクティビィティーは、Verneuil-sur-Avre (ヴェルヌイユ=シュル=アヴル)と言う街?村?にある骨董市訪問です。
若い時にはあまり蚤の市とか、骨董市とかって興味がありませんでしたが、歳をとってくるとテーストも随分変わってくる物です。
パリから車でも電車でも1時間半弱くらいで来れる為ここら辺は多くのパリ人がセカンドハウスを持つエリアである為、この骨董市も田舎にある割には決して安くはありませんが、とにかく見ているだけでも楽しいです。