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リヨン日記:短い時間で感じるリヨンの魅力

リヨン日記:短い時間で感じるリヨンの魅力

リヨン日記:短い時間で感じるリヨンの魅力

歴史的建造物が点在し、美食の宝庫としても知られ、アカデミックな学生都市でもある静かで美しい景観を持つリヨンでフランスを感じる滞在

去年の秋の10月~11月の諸聖人の(トゥーサン)のヴァカンス。まずはパートナーの義姉が住むリヨンへ。フランスに来てまず一年間学生として滞在したとても思い出のある街、自分のフランス生活の原点でもあるこの街。フランスの美食と歴史が織りなす都市であり、ここでは舌を喜ばせるグルメ、美しい歴史的建造物、そして風光明媚な風景が訪れる人々を魅了します。

さて、まずはリヨン2区でランチ。このリヨン2区はブション・リヨネ “Bouchon Lyonnais “が集まる地区。このブション・リヨネ、とは、リヨン特有の伝統的なレストラン、大衆食堂で、地元の郷土料理や伝統的なリヨネーズ料理を提供することで知られています。

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ちょっと立ち止まって店内を見ていたら、いかにも地元客らしい人が出てきてここは美味しいよ!お勧めだよ!何て言葉をかけられて入ってみたCafé bourbon (http://www.cafebourbon-lyon.fr/)、ここでランチをする事に。

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外観も店内もとても気取らずシンプル、これが又いかにも典型的フレンチビストロスタイル。若い時は洒落たレストランが好きであったけれど、今はこうした気取らないシンプルなレストランが好き。歳を重ねると本当に好みが変わります、そう、それは自分で培ってきた感性に基づき変わるのです。

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早速注文。

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まずは、地元コートデュローヌ赤ワイン(Côtes-du-Rhône)を。さすが地元とあり、やはりパリで飲むコートデュローヌより美味しく感じるのは気のせい?

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そして頼んだ料理は、牛肩肉の煮込み(Paleron de boeuf braisé)

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グリルされた牛肉(Piéce de boeuf grillée)にグラタンドフィノワ(gratin dauphinois)。う~ん、こういういかにもビストロこってり系料理大好き。滅多に食べないからこそ更に美味しく感じます。

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デザートは、ガトーショコラ

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に赤いフルーツクランブル。

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お店の方達もとても感じよく、楽しい時間を過ごした後は散歩がてら昔通った大学方面へ。

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このリヨン2区に住み、毎日ローヌ川を渡って徒歩で通学。当時この2区に点在する各ビストロやレストランでフランス人達がおいしそうに食事をするのを羨ましく眺めて夜帰っていたのが懐かしい。

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又この2区はとてもシックな地区であったと改めて実感。

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通ったリュミエール・リヨン第2大学もそのまんま。考えれば、パリと言う街よりも、そしてパリ大学よりも、このリヨンの街、そしてこのリヨン大学はとても学生生活を送るうえで良かった、と思います。

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さて、その後は又ローヌ川を渡り旧オテルデュ(Hôtel-Dieu)へ、昔の病院です。中世から存在していたリヨンのオテルデュは長い間医療施設としての機能を失い、ほぼ放置されていたのですが、数年前に雑誌でこのオテル デュが、インターコンチネンタルホテルに生まれ変わったと知り、その中にあるドームカフェの写真が素晴らしく、いつかリヨンに行ったら訪れてみなければ!何て思っていたのです。

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こちらはホテル一階にあるレストラン、

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チャペルのある中庭。

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そして美しいアーケードの廊下を散歩しながら上階へ行くと

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ちょっと離れた場所にこのドームカフェがあります。高い天井と広々としたこのヨーロッパならではの創り出せる素敵な空間。

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歴史とモダンが見事に融合した素晴らしいこのドームバー。

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丁度ハロウィンの時期だったのでサロンの真ん中にはこの様な飾り物が。

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このインターコンチネンタル リヨン オテル デュー、宿泊や食事、又はお茶をしなくても、ただ訪問するだけでも十分に楽しめるリヨンの穴場スポットかも知れません。

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その後はリヨン1区をお散歩、

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そして今度はソーヌ川を渡ってリヨン旧市街もお散歩。

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このリヨン旧市街がやはり一番美しいエリアかもしれも知れません。

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ただただ目的もなく散歩するだけでもかなりパリと違い楽しいのです。

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パリと違い、とにかく街中が静かで、ゆったりと時間が流れ、行き交う人はほぼフランス人。そう、リヨンを歩いているととてもフランスを感じるのです。変な人、怪しい人すらパリの様には見かけない。フランス語しか聞こえてこず、それはフランス人しかいないから。

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コスモポリタンな街パリにいるとあまりフランスを感じません。この街は真のフランスを感じさせてくれる街かも知れません。

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さて、次はリヨンの象徴的広場とされるベルクール広場へ。ルイ14世の騎馬像が見守るこの広場は春から夏にかけては非常に美しい景観で人々の心を惹きつけます。この広場にあるTraiteur トゥレトゥール(テイクアウト・ケータリング料理やお惣菜屋さんのこと) Maison Pignol(https://www.pignol.fr/)へ。リヨン市内のあちこちにある同トゥレトゥール。

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店内に入ってショーケースを見ると、それはそれは美味しそうな各お惣菜が並びます。しかもお値段もパリの半額!で、パリの高いトゥレトゥール何かよりも全然美味しいそう!とにかくオードブル、前菜に目が釘つけ!ってな事で予定していなかったけれど、オードブルを3点買ってみました。

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ここでテイクアウトして、すぐ裏側にあるサロン ド テに持ち込みこちらで頂けます。大人三人でちょっと各味見、かなりの美味しさです。

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毎回リヨンに来たらここでオードブル、前菜を買って義理姉宅に行こうかなぁ~。

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ちなみに、サンドイッチやキッシュなどの軽食もかなりおいしです。流石美食の町リヨン!

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このリヨンにはパリからの移住者も多く、10年以上前にパリからリヨンに引っ越した友達ファミリー宅も訪問。子供三人とリヨン8区の高台のかなり広い家に住み、庭にはプールまで。不動産もパリの半額近くとの事で、当時弁護士の卵として働き始めていた彼女は、どうしても仕事上帰宅が遅くなるためパリ市内のわりと良い地区にアパルトマン購入を旦那と目指していましたが、あまりに高額な為リヨンに引っ越しを当時決めたほど。

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ちょっと内装やデコレーションはHabitat(アビタ)のショールーム系、あまりこだわりがないのでしょう…ここでの生活のし易さについて語っていました。そう、この街はとても生活がしやすそうに感じます。そして自然が非常に近い事も魅力。地中海、アルプス地方の山々もすぐ。

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歴史的建造物が点在し、美食の宝庫としても知られ、アカデミックな学生都市でもあるこの静かで美しい景観を持つリヨン。きっとパリ何かよりも相当暮らしやすいんだろうなぁ。。。

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夕暮れ時に美しい光景を見せてくれるソーヌ川沿い歩きながら義理姉宅へ帰ります。

良かったらリヨンの風景を動画でご覧ください。