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パリで訪れたい小さな美術館

パリの小さなお勧め美術感、博物館をご紹介!こじんまりとした疲れないけれど十分フランスの文化や歴史を感じる事が出来るミュゼです。

文化大国のフランス。パリには多数の美術館や博物館があるけれど、そこまで大きくなく、有名でなく、割と小さくこじんまりとして疲れないお勧め美術館、文化的施設をご紹介。写真なしの為興味ある方は最後動画で訪問、ご覧ください!

まずは、パリ4区マレ地区の美しいヴォージュ広場(Place des Vosges)にあるヴィクトル ユゴー(Victor Hugo)の家、記念館(Maison de Victor Hugo)。19世紀のフランスの文豪であるヴィクトル・ユゴーが一時期住んでいた、17世紀に建てられた美しいレンガ造りの建物内にある、彼が当時借りていた2階の広いアパルトマンが一般公開されています。建物に入ると、まずその雰囲気ある廊下、階段に魅せられ、アパルトマン入り口ではヴィクトル ユゴーの肖像画そして像が訪問者を迎えてくれます。入ってすぐの小さな待合室には絵画が幾つも飾られており、家族の肖像画の殆どは彼の家族や友人に描かれたもの。

続く赤のサロンは、赤いダマスク織りで覆われておりヴィクトル ユゴーにとって文学、芸術、政治的交流の場であった場所。

そして次は中国風サロン。彼の装飾家としての才能を表すサロンで、彼のセンスで選ばれたいくつもの中国系の装飾、家具が飾られています。

その奥は食堂。ゴシック建築の家具、装飾で飾られた部屋。

更に奥の小さなグリーンベースのお部屋。ここは彼の書斎であり、彼の栄光が思い起こされる場所。

そして一番奥の赤い部屋が彼の寝室だったようです。

多くの作品がこのアパルトマンで生まれ、彼の代表作であったあのレ ミゼラブルの大半もここで執筆され、この雰囲気あるヴィクトル ユゴーのアパルマン。ヴィクトル ユゴー自身や彼の小説に特別興味がない人でも訪れる価値が十分にあり。一階、そして中庭は雰囲気のいいカフェになっているので訪問後、訪問前にここでランチ、お茶なんかも良いかもしれません。

次は、パリ6区オデオン(Odéon)の駅からすぐの医学史博物館 (musée de l’histoire de la médecine)。旧医学部の荘厳な校舎、現パリ・シテ大学本部の2階にあり、その1905年に建てられたこの室内が医学史博物館。1950年代半ばに開館したこの博物館では15世紀から19世紀にかけての医療器具、主に手術器具が展示されています。現代から見るとまるで拷問的器具にしか見えなかったりぞっとしたりもしますが、医学の原点に戻され、その進化の凄さを感じる博物館。

又この博物館が入る旧医学部の校舎、現パリ・シテ大学本部の建物自体、かなりの伝統と重厚感に溢れその凄さにまず目を見張る事でしょう。

最後は、パリ2区リシュリュー通り(Rue de Richelieu)にあるフランス国立図書館と博物館。もともとは17世紀に建てられたマザラン枢機卿の宮殿であり、1721年国王の王室文庫がここに移転してきたのです。2022年9月、12年にわたる改修と近代化工事を経て、パリの中心で誰にでも開かれた場所となり、全面的にリニューアルオープン。研究図書館、新博物館、無料で誰でも利用できる新しい企画展示スペース「サル・オヴェール」、庭園、書店、カフェなどがあります。

何と言っても凄いのが「サル・オヴェール」と言われる荘厳な図書館!以前は、専門家、学生、研究者のみ入場可能であった同図書館。現在は子供達を含む文化的なアクティビティまでもが新たに加わり、誰でも利用できるようになったのがとても魅力。入った途端に圧巻の空間で素晴らしく、こちらも目を見張る凄さ。

昔学生時代にこれ又凄い!とびっくりしたパリ第1大学パンテオンの図書館。法学部が入る校舎で、その伝統的で荘厳な図書館にもびっくりした記憶が未だにあるけれど(←現在も存在するのか知りませんが)、このフランス国立図書館は更に勿論その上。静か~に室内を一周するだけでも楽しめちゃいます。

その後は素敵な螺旋階段を上って2階にある王室文庫時代からの所蔵品を展示する博物館へ。この博物館の入るリシュリュー館には美術品、地図、地球儀、 デッサン、版画、手稿、メダル、宝飾品、衣装、硬貨、メダルなど多くの品が所蔵されており、その中には、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の原稿までもが!

最後のお部屋には大きなルイ14世太陽王、そしてルイ15世の肖像画でしめくくり。。。

と、パリで割と小さめで疲れない3箇所の美術、博物館。それでも十分にザフランス、そしてその偉大なる伝統を感じさせらるお勧め文化施設です。