波瀾万丈な人生を送った事で有名なシシィ(Sissi)、ことオーストリア帝国の皇妃エリーザベト(Elisabeth von Österreich)。前々から興味を持っていた人物で、昔彼女の人生を語った本まで買っていたのですが結局未だに読んでおらず。そんな中でNetflixで見つけた同ドラマ。英米のドラマが主流の中で（プラス日本では韓国？）、珍しくドイツ制作のドラマです。
先月９月下旬に放送開始でシーズン１はたった６話から成り、あっという間に見終わってしまうのですが、感想としてかなり良かったのでお勧め。やはり、英米仏系の映画やドラマとは一味違い、又オープニングやエンディング、クレジット、映像やミステリアスな音楽もかなり雰囲気があります。早速サウンドトラックをフランスのストリーミング(DEEZER)で発見！キャストも皆素敵。皇帝フランツ・ジョセフ役が似合い過ぎて素敵なPhilip Froissant、瞳が魅力的なエリーザベト役のDevrim Lingnau、凛として上品さが際立つフランツ・ジョセフのお厳しい母親ソフィア役のMelika Foroutan。ドイツ語の音色を綺麗と思った事は無いけれど、このソフィーが話すドイツ語の音色がとても綺麗に聞こえます。フィクションとは言え歴史に忠実で、見ていると当時の状況に引き込まれて行き、まだ行った事のないオーストリアへもいつか行ってみたくなり、何よりハプスブルク家、オーストリア帝国への好奇心が掻き立てらるドラマなのです。
ちょっと暗くて重い系のロマンチックなドラマ。皇帝に不満を抱く民の暴動を暴力的に抑える王室側。見ていると、何だか最近久しぶりに始まったパリのストライキやデモの暴徒化と合い重なり、昔から存在するこのヨーロッパの貧富の差が激しい階級社会は例え暴動や革命が起ころうと結局いつまでも存在し続けてる訳で。。。
コスチュームデザインも中々素敵で総合的に全てが良いドラマ。シーズン１が出たばかりなので既にシーズン２の放送が待ち遠しい。。。