トスカーナ州の小さな中世の村ヴィコピサーノ(Vicopisano)。宿は前回紹介したかなり美味しいレストラン30metriquadrigがあるランテ通り(Via Lante)に予約。
12世紀のタワーハウスで、1、2階は大家宅、3階がレンタルハウスになっています。確かにいかにも古そうでそれなりに雰囲気はあるのかも?しれませんが、ここでの滞在中の1週間はとにかく暑い日が続き、毎回さぁ~オーブンに帰ろう!何て同宿イコールオーブンでした。
こちら居間(サロン)、
別サロン、
ダイニングルーム、
何だか3匹の子豚の3番目の子豚の家を連想する屋根…、
寝室。
日本ではあまり流行らなかった、と聞いた民泊(Aibnb)。長期休暇が多いヨーロッパでは流行りまくりで、毎回この民泊巡りがある意味趣味の一部になってしまったくらい。色々なヨーロッパ人のインテリア、デコレーションセンスを楽しむ事ができ、又滞在中地元の人の様に生活ができる、と言う魅力があります。ただ同宿は初!写真より実物の方がよくありませんでした。。。調度品の質があまり良さそうではなく、キッチン道具も十分ではありませんでした。
この小さな村から行ける観光地、と言えば一番近くにピサ(Pisa)があります。昔行って別に良かった訳ではないけれど、息子が学校でピサの斜塔について習ったらしいので一応有名だし見せておこうか、とピサの斜塔へ。別に、との息子の感想。。。
こちら美しく荘厳なピサ大聖堂内。フランスの大聖堂とはやはり異なります。
とにかくピサは観光客が凄かったです。
又、ルッカ(Lucca)の街もヴィコピサーノ(Vicopisano)から割と近いです。
フィレンツェを一回り小さくした様な美しい街で3年前に訪れた時に気に入りました。
前回と同じく並木が素敵なナポレオーネ広場にあるお店Ciacco(Piazza Napoleone 10)で濃厚な味のフォカッチャの軽食ランチを。
ここのシェークンコーヒーがとても美味しくて。ちなみに1800年初頭ナポレオンが当時のルッカ(Lucca)、ルッカ エ ピオンビーノ公国(Principato di Lucca e Piombino)を妹のエリザ ボナパルトに与えた事に由来し、ナポレオン広場と名つけれられたそうです。
何だかただの本屋でも雰囲気あり。
こちらは友達がネックレスを購入したアトリエ兼ショップ。
あまり時間がなく短時間しかいなかったのですが、多分ルッカにはこの様なアーティザナルなお店が多いかと思います。
街全体がほぼ路地から成っており、とても古くて重厚感のある建物が立ち並ぶこの路地をぶらぶらしているだけでもとにかくその美しさ故楽しく、この様なアーティザナルな小さな工房的ショップ巡りをいつか再びゆっくりしたいと思わせられる街の一つです。夜もそれは美しい事でしょう。
そしてこの暑すぎた(と言っても日本レベルでは無く汗は垂れてはきませんが)最初の1週間はとにかく沿岸部へ。トスカーナと言えば幾つもの街や小さな村、又は葡萄畑にワインカーヴ巡りを想像しますが、ビーチもあります。
ヴィコピサーノ(Vicopisano)から車で30分くらいで行ける港町リボルノ(Livourne)へ頻繁に行きました。このリボルノの海岸線にあるいくつかのビーチ(Cala del Leone beach)や岩場(La Riserva Naturale Di Calafuria)で泳ぐ事が出来ます。
ただ同じ地中海でも南仏コートダジュールと比べたら華やかさは全くなく素朴な雰囲気。
それでもここはイタリア地中海沿岸!そう思うだけでワクワク感が。真っ青な地中海も大好き!マスクチューブをつけるとすぐにお魚がそこらじゅうに泳いでるのが見えます。
こちらはピサのマリーナ(Marina di Pise)。
このトスカーナ北部での一週間のとてもローカルな滞在を動画にしてみましたのでご覧ください(日本語字幕をオンにしてください)。
次回はリーグリア州まで足をのばします。