フランスの食生活、食文化には常日頃疑問を感じていたのですが、このコロナウィルスのエピデミック中にも更にその疑問度が増しましました。
健康にかなり注意したいこの時期、食品店、スーパーでは保存が可能な冷凍食品、スパゲッティ、お米、卵、お肉などばかり買い、多くの人が野菜やフルーツを買わなくなってしまった為、フランスでは農業従事者がかなり窮地に追い込まれている、と言う状況。
野菜やフルーツこそこんな時期により多く摂取して免疫力を上げたい、と思うのが日本人の自分には理にかなう事と思いますが、この国フランスではその反対の様です。。。
フランス人の一般家庭は共働きが普通で、子供が中学に入学するまでは学校に送り迎えが必要であり、若い学生のベビーシッター、又はヌヌ (nounou/nanny)と言うより経験豊富で歳のいったベビーシッターに皆親は子供を託します。
早くて生後3ヶ月から4ヶ月後にこのヌヌに預け仕事復帰を女性も一般的にします。一度仕事に復帰をすると、もう子育てはこのヌヌにお任せ!状態 (生まれて数ヶ月後の乳児をヌヌに預けて旦那と海外旅行にまで行ってしまった親もいました。。。笑)。
お昼ご飯はともかく(乳児にはこのヌヌがランチを用意、幼稚園、小学校は給食に)、子供達の夕食の準備までこのヌヌに用意させ子供達に食べさせてもらっている親も多くいます。勿論夕食のメニューもパスタだのハムだので野菜が少なくバランスに欠けているメニューがほとんど。
一方で親が仕事から帰ってきて夕食を準備する親も多くいますが、勿論こちらもひどいです。息子の生後3年間このヌヌをシェアしてきた数家族の子供の夕食メニューは(ヌヌは一般に2ファミリーでシェアします)、チキンナゲット、キッシュ、パスタ、フランスパンにチーズ、ピザ、マクドナルド等。。。それ以外のメニューをあまり見た事がありません。。。おかしいですよね、日本人からすると。食生活が偏り過ぎて。
週末だけは何とか種類豊富な食生活を送っているようですが?
コロナウィルスの感染が爆発的になってしまっているヨーロッパ。食生活にも関連性があるのか?何て思っています。