パリ南西部に位置するブローニュの街。緑が多く治安もとても良いためとにかく子供のいる家族に人気です。その住みやすさの為か多くの日本人家族も住んでいます。
さて、以前はこのブーローニュで美味しい中華料理店を紹介しましたが、今回はこの中華料理店Dolsa (119 Rue du Château)のすぐ近く、本当に40メートルくらい?と目と鼻の先にある美味しいシーフードレストランIODE (61 Rue Fessart)に行ってきました。このレストランに行きつけの知り合いから招待されランチをご馳走に。住宅街の小さな路地にあり人通りも少ない為近所の知る人ぞ知る的なレストランなのかも知れません。
さて、テラス席もありましたが怪しい曇り空であった為小さな店内へ。メニューは、小さい店内に比例して種類も少なめですが、少ないながらも、各前菜、各メインとも全部試食してみたい衝動に掻き立てられるメニューです。お値段も決して安くありませんね。
この日の前菜は、パセリとニンニクとパン粉でグリルされたマテ貝、柚子ソースで半焼きされたマグロ、アンチョビ添え蜂蜜とフロマージュ・フレソースのズッキー二のカルパッチョ、そしえグリンピースガスパッチョ鱒添え、と4種類。迷う所ですが、彼はグリンピースガスパッチョに。味見しましたが、かなりオリジナルで繊細なお味。
招待してくださった女性、息子、私は皆マグロに。焼き具合が完璧!で、薄っすらかかった柚子ソースと良く合います。前菜にしては結構な量であった為、息子はこれが前菜メインにも。
さて、メインはと言えば、フランス人が好きなポワトリンフュメ(豚むね肉の燻製)添えムール貝とフライドポテト、グリル茄子添え鯛のタルタール、トウモロコシクリームにジェノバソースつきブラッティーナ チーズにタコのグリル、キノアサラダとコッパハム添えのヴィエルジュソースすずきのグリル。タコと鯛のタルタールで迷い、結局両方頼んで彼とシェアする事に。彼女もタコをチョイス。
同レストランのオーナーシェフはブルターニュ地方の業者から直接お魚を仕入れるそうで、とにかくお魚が新鮮で美味しく、ワインや勿論その他全て厳選した業者から仕入れているとか。
ワインはこの招待してくださった女性がいつもオーダーしていると言うオブニ(OVNI)と言う軽めの有機白ワインを。このワインが又かなり美味しかったです。
デザートの方は、レモンタルトを彼女と私は、バニラムースを彼が、ガトーショコラを息子がチョイス。こちらも各甘さ控えめで美味しかったです。
自宅近所にこんな美味しいレストランを発見した喜びと美味しい物を食べた喜びで、この日の午後はルンルンな気分に(笑)。近所の人だけ知る人ぞ知る的レストランにしておくのにはもったえないくらい。パリで美味しいシーフードレストランを見つけるのってかなり難しいですしね。