プロヴァンス地方の小さな街リル・シュル・ラ・ソルグ(L’Isle-sur-la-Sorgue)でアンティーク市を訪問後は目的地コートダジュールへ(Côte d’Azur)へ。
トゥーロン(Toulon)とイタリアとの国境を接する街マントン(Menton)までの地中海沿いをコートダジュールと言い、その名の通り紺碧(ダジュール)の海岸(コート)が続き、初めて訪れた時からこの地中海沿岸部地域の虜になりました。TGVの窓から見える青い空に海、入り江、所々オレンジ色の岸壁。毎回何て美しい景色なんだろう、と思わずにはいられず車窓からうっとり。
そんなコートダジュールには多くのビーチがあり、まだまだ未知の行った事のないビーチが幾つもあると思いますが、自分の中ではこれ以上素敵なビーチは他にない?と勝手に思い込んでいるビーチがニースとモナコ間に二つあり、その一つがサンジャンカップフェラ(Saint-Jean-Cap-Ferrat)の小さなパロマビーチ(Paloma Beach)です。
去年と同様今年もとにかく息子の泳ぐ特訓に重点を置いた滞在の為、早速到着翌日はビーチへ。ビーチ前はほとんど駐車が不可能な為、ハーバー(port)の駐車場に車を停めます。ちなみに電車だとニースやボーリューシュルメールからタクシーになります。
あまり大きなハーバーではありませんが、遠くにはエズやボーリューシュルメールの険しい岸壁が見え、レストランやショップが幾つか立ち並びます。このハーバーは2016年に大きな改装工事があり、改装前にはランチ&ディナーフレンチフルコースメニューが38ユーロとかなり良心的な価格でかつかなり美味しいフレンチを提供するレストランがお気に入りだったのですが、改装後は全店新しく入れ代わり、値段もぐっと上がりまだぴんと来るレストランもなく、ここで食事をする事もなくなりました。美味しそうなイタリアンレストランもありますが、イタリア国境まですぐ、と考えるとイタリアに行って食べた方がかなり美味しく安いわけです。
さて、このハーバーから歩いて5分ちょっとで着くパロマビーチ。ここのビーチの利用客の80パーセント以上は外国人。ビーチには色々な言語が飛び交います。初めて、又は何回も来ている人でも必ずこのビーチ上からの景色に見とれ写真を撮っています。
眺めが美しく海の色もとても綺麗。波も穏やかでとにかく泳ぎやすいビーチ。夏休み中はこの入江周辺には多くのクルーザーやヨットなどが点在し、それが又まるで絵画の様な景色を生み出すのです。
又、ビーチ右端からは海沿いに15分程度のとても気持ちいい散歩道があり岬を一周出来るのでお勧めです。
このこじんまりとした美しいサンジャンカップフェラを短い動画にしてみましたので良かったらご覧ください。