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アンジェリーナのアイスクリーム

アンジェリーナのアイスクリーム

アンジェリーナのアイスクリーム

スーパーモノプリであのモンブランで有名なパリの老舗サロンドテアンジェリーナ(Angelina)のアイスクリームを買ってみました。実はオーストリア人菓子職人が創業のアンジェリーナ、そしてイタリア系フランス人であるアイスクリーム職人ペドン(Pedon)によって作られたアイスクリームです。

外国人観光客が買い物をよくするパリ中心部のスーパーモノプリ(MONOPRIX)では、あのモンブランで有名なパリの老舗サロンドテのアンジェリーナ(Angelina)の製品が色々売られていますが、自宅近所のMONOPRIXでは唯一アインジェリーナのアイスクリームだけ売られています。

気にもした事もなかったけれど、ロックダウン中とあってゆっくり買い物をする時間もあり普段は気にもしない商品を色々チェック。そこで初このアイスクリームを買ってみました。モンブラン風マロンクリーム味とパリブレスト風プラリネクリーム味の二種類あり、勿論モンブラン風マロンクリーム味の方を。

アンジェリーナのアイスクリーム

かなり美味しいです。しかもケーキのモンブランと同じく甘さも控えめ。アンジェリーナのケーキはモンブラン以外のケーキも甘さが控えめで、味も重たくなく上品で好きです。

すぐ隣に並ぶ甘〜いハーゲンダッツのアイスクリームが約5,99€、このアンジェリーナのアイスクリームは6,69€と比べてみると、このアイスクリーム、特別高くはありませんね。

アンジェリーナのアイスクリーム
Bob Hall

このアンジェリーナ、パリを代表する老舗サロンだけにフランス人が創業者と思いがちですが、実は創業者はオーストリア人。20世紀初頭に南フランスにたどり着いたオーストリア人菓子職人のアントン・ルンペルマイヤー(Anton Rumpelmayer) が1903年に創業。彼はまず南フランスで幾つものお菓子店ルンペルマイヤー(Rumpelmayer)をオープンしてそこで名声を得ます。その後フランスの首都であるパリのリヴォリ通りに新しいサロンドテを息子のルネ(René)とオープンします。そのサロンドテこそが現在のアンジェリーナ。ちなみにこのアンジェリーナ(Angelina)という名前はアントン・ルンペルマイヤーの義理娘、つまり息子ルネの妻の名前から来ています。

アンジェリーナのアイスクリーム

ちなみにこのアンジェリーナのアイスクリーム製造社はフランスのアイスクリーム職人ペドン社(PEDONE )。この1959年にペドン社を創業したパスカルペドン(Pascal Pedone)はフランス人、と言ってもイタリア系。つまり、このアンジェリーナのアイスクリームはフランスではなく、オーストリアとイタリアにルーツを持つアイスクリームって事ですね。。。

考えてみれば、アンジェリーナのモンブランにせよ、他のケーキにせよ、他のフランスのパティスリーより甘さが控えめなだけでなく、繊細な味。それも実はオーストリアに起源をもつせいなのかも知れませんね。フランス人の料理やお菓子はどうも大雑把に、お菓子は甘すぎる、と感じる事が多いので。。。

さて次回はパリブレスト風プラリネクリーム味も試してみます。