前々回に引き続き夏休みのお話。7月のサヴォワ地方でのプチヴァカンス後はパリに帰りちょっと仕事。そして8月は本格的ヴァカンス、車で南仏プロヴァンス地方(Provence)経由でコートダジュール(Côte d’Azur)へ。コートダジュールまでの道のりは長く、毎回途中ストップ休憩をしていたアヴィニョン(Avignon)でちゃんと教皇庁を訪問したかったのと他のプロヴァンス地方の村や町を訪れたかった為。
![歴史が滲み込んだ壮大なアヴィニョン教皇庁](https://michi-in-paris.com/wp-content/uploads/2023/11/1-10-1024x768.jpg)
ずっと行きたかったアヴィニョン教皇庁(Palais des Papes Avignon)をやっと訪問!数ヶ月前にネットで事前予約していました。
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1335年から1352年にかけて建てられた要塞と宮殿の両方を備えたこの中世最大のゴシック様式建築の大宮殿。14世紀には西洋キリスト教の本拠地、中枢であり、アヴィニョン自体が貿易に有利な土地であった為、当時かなり栄えていた町とか。現在もその面影を多く残すアヴィニョン。
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まずは教皇庁前の広場に着くやいなや目の前に聳え立つ教皇庁の壮大なスケールの建物に圧倒されます。とにかく凄い。。。
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中に入ると、大謁見の間(Salle de la Grande Audience)にある受付で言語別にHistoPadと呼ばれるインタラクティブなデジタルタブレット端末を貸してくれるので、バーチャルツアーを楽しめ、14世紀ににタイムスリップ!
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より当時の状況を理解でき、且つ想像力を掻き立てられるのです。
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まず入ると解体中の、1947年から毎年7月の1ヶ月間にわたって行われるアヴィニヨン演劇祭(Festival d’Avignon)のメイン劇場となる会場ステージが教皇庁前庭(La Cour d’honneur)に現れます。
![](https://festival-avignon.com/storage/image/25/92825_6103fd07e85e5.jpeg)
これが又凄い景観。多くの観客を魅了し続けているこの演劇祭。きっと演劇祭当日は異次元な空間を観劇客は味わえるのでしょう。。。
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宮殿内の25室以上の部屋が一般公開されています。
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こちらコンクラーヴェの部屋。1335 年から 1394 年の間に 6 回のコンクラーベが開催された場所(Salle de Conclave)。ちなみに9人の教皇(7人の教皇と2人の分裂教皇)が同宮殿に住みました。
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フレスコ画の美しい小さな祈りの部屋、サンジャン礼拝堂(La chapelle Saint-Jean)、
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フランスって昔は領土が狭かったけれど、歴史とともに領土拡大してきたのが分かります。
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その古さが伝わってくるこの部屋(↑Chambre du Camérier)は教皇庁最高位の高官のお部屋でした
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これは上の宝物庫(Grande Trésorerie)、
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こちらは下の階。タブレットで宝探しが出来てしまいます(笑)。
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大キッチン、ここで牛だの、羊だの、猪だの鹿だの?大きな野生動物の丸焼きをしていたのでしょう、そしてその煙が上へ上へと。。。
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大食堂、大饗宴の間(Grand Tinel)、
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そして大礼拝堂、シャペル、
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大礼拝堂から前庭を見下ろせる窓、この窓から教皇はベネディクションを、人々に祝福、祝辞を与えていたそう。
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教皇庁の屋上も訪問可能、アヴィニョンが一望出来ていい景色、遠くにはローヌ川が。
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その古さと歴史が滲み込んだ教皇庁。重厚感に溢れかなりの見応えがありアヴィニョンに行ったら絶対に行くべきですね。
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あぁ〜凄かった、素晴らしかった〜と余韻に浸りながら教皇庁を出ると、これ又、ここはどこ?的な雰囲気の空間エリア。雰囲気もかなり古く、中東だか西アジアの古代文明を連想させる様な感じ。この世界遺産に登録さている教皇庁とその周りのエリア、アヴィニョン歴史的地区。素晴らしすぎる。。。
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![歴史が滲み込んだ壮大なアヴィニョン教皇庁](https://michi-in-paris.com/wp-content/uploads/2023/11/1-8-1024x768.jpg)
そんな歴史的な雰囲気の中に現代のカフェがポツポツと、その融合感が何とも言えない程素敵です。
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古く歴史の重さを感じるとてもシックな町アヴィニヨン。プロヴァンス地方旅行時には外せない町です!