南仏コートダジュールでの夏休み最終回。美しいコートダジュール、しかし食に関してはあまり納得がいかず、数年前からコートダジュール滞在中に行く様になったイタリアリグーリア州サンレモ(Sanremo)。とにかくイタリアにさえ足を一歩踏み入れればどこも？美食の町。勿論敢えて言うならば、イタリアでも北部より更に南下していった方が更に美味しいけれど。
アパルトマンがあるボーリュー シュル メール(Beaulieu-sur-Mer)から車で高速を使うと約１時間、電車だと１時間半弱で行けます。
サンレモの街は非常にごちゃごちゃしており車もとても渋滞しているので電車で行く方が楽かも知れません。しかもフランスとイタリアを結ぶ高架橋だらけのイタリア側の高速道路は怖いし。。。
さて、以前にも同ブログで紹介したサンレモのお気に入りのレストラン、IL MULATTIERE (IL MULATTIERE)に又戻りました。
ちょっと街中心の外れ、端っこにあるので分かりにくい場所。しかし毎回満席なので、やはり人気店なのか予約をしていかないとヴァカンスシーズンは席がない可能性大。
何ともイタリア的💕
こちらは店内。
さて、早速注文。
まずはイタリアのビール。正直イタリアのビールって特別美味しいとは思わないけれど、暑かったので。そして又何品も注文して皆でシェア。
まず魚のスープ(zuppa di pesci)。このスープがあまりに美味し過ぎて気絶レベル。友人からまるで２週間食事を食べていない人の食べ方、とまで言われた程。そう、フランスで食べる魚のスープもおいしいけれど、それとは又かなり違い。
そしてお馴染み好物のシーフードパスタ(Spaghetti ai frutti di mare)。
こちらミートソースのラビオリ(ravioli al ragù)。
こちらもお馴染み好物のシーフードフライ(Frittura di mare)。
プッタネスカスパゲティ(spaghetti alla puttanesca)に、
チーマ ジェノベーゼ(cima genovese)と言うリグーリア州ジェノバのスペシャリテで袋状に切られた仔牛肉に野菜等を入れて茹で上げられたジェノバの郷土料理、とても独特の風味。
あぁ～お腹いっぱい、美味しいイタリアンを食べた後は毎度の事、幸せの絶頂に(笑)。しかもお隣コートダジュールとレストランの値段が違い過ぎる。。。食後は路地をぶらぶら散歩。
このレストランの様に、イタリアは本当にに素朴で家庭的な雰囲気のレストラン、トラットリアが(trattoria)がかなり美味しい。そりゃあイタリア人は皆家庭料理、ママの料理好きだから？レストランも洒落たレストランよりこういうシンプルなレストランの方が私自身も好き。
そしてその家庭料理が受け継がれていくのか？別に料理人とかでなくても普通の一般人のイタリア人が作る食事だって、もうそりゃ美味しいのです。以前パリのフランス人友人宅のディナーで彼のローマ出身義弟のイタリア人が６人分のディナーを用意してくれた時、その味がレストランレベルで驚いた事があります。ちなみに彼の職業はフォトグラファーでしたが。。。
夕方にはシェケラート(イタリア版アイスコーヒー、エスプレッソとシュガー、氷をシェイカーで急冷してつくるエスプレッソドリンク)を飲んで、フランスへ又戻ります。このシェケラートが又凄く美味しいのです。