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ノルマンディーの小さな家

ノルマンディーの小さな家

ノルマンディーの家

フランスノルマンディー地方の小さな村にある家。このエリアは第二次世界大戦時にナチス撃退の為パリへの進行を指揮とった連合国軍の拠点となっていた場所です。当時の面影が薄っすら残っています。

前回に引き続きノルマンディー地方。カブール (cabourg)を訪れた後は数キロ離れた小さな村に借りた家へと。いつもの様に、レンタルハウスの決め手は中世風の石作りである事。都会に住んでいるせいでこの様な家についつい憧れがあり。素朴だけれでど雰囲気があります。

ノルマンディーの小さな家

実はこの村の家々の人々は、第二次時世界大戦中、ナチス撃退の為パリ進行への拠点として連合国軍であった英国軍に家々を提供した場所でもあります。

ノルマンディーの小さな家

実際当時から住んでいる90代の老女が窓越しに見えました。テレビの前でじっとしていましたが、すごい時代の変化の最中を生きた感が漂っていました。一体当時若かった彼女はどの様にイギリス人達を助けていたんだろう?と素朴な疑問。。。

ノルマンディーの小さな家
当時の車が車庫に

ノルマンディー地方と言えばノルマンディー上陸作戦。連合軍が最初にナチス撃退の為にたどり着いたヨーロッパの地。沿岸部の各だだっ広いビーチは、巧みに隠れて待ち構えていた手強いナチスの撃退作戦により多くの連合軍の若い兵士達が上陸するやいなや、その瞬間に命を落とし、その数は凄まじくビーチは亡骸で埋まっていました。ビーチによってはその当時の写真や記念碑なども設置されています。特に激戦地であったのはオマハビーチと言うかなり広大なビーチ(訪れた事ありませんが)。主に米国、カナダ、英国人軍の亡骸で身元が分からなかった多くの兵士達はそのままこのノルマンディーにある広大な共同墓地に眠っています。

ノルマンディーの小さな家

そんな近い過去の歴史、出来事さえ蘇る様な陰鬱な雰囲気を持つのがノルマンディー沿岸部、と言っても私個人の捉え方でそんな事を全く気にしない人がほとんでしょうが。例え夏に来てもそこらに彼等の魂が今でも眠っている訳であまり海水浴をしたいと言う気持ちにもなれないと言うのが本音です。

ノルマンディーの小さな家
ノルマンディーの小さな家

さて、レンタルハウスのお庭も中々素敵で、幸い虹が見れました。夜も素朴に夕飯を。