再び去年の夏休みに過ごしたフランスアルプス地方オートサヴォワ県のお話に又戻ります。前回は宿のムッシュに勧められて行った山岳地帯のシャレーレストランをご紹介しましたが、今回はムッシュから勧められた場所、スポットをご紹介。
まず、宿のある無名の村ティエ(Thyez)から又車で約30分くらいで行けるジュネーブとシャモニーの中間に位置するサモワン(Samoëns)へ。
中々可愛らしい街で冬はスキーリゾート地になり多くのスキーヤーが集まるんだろうな、とすぐ想像出来る街です。
この街から緩やかな山道を車で登っていくと大きな滝があるとのことでその滝を見学に。
どんどん近づいていくと壮観な景色のルジェ滝(cascade du rouget)が目に入ってきます。
駐車場に車を停めて滝を見に。写真だとあまり分かりにくいと思いますが、かなり迫力のある滝、風景です。
ここから幾つかのハイキングコースが出ている様で多くの人がハイキングをしていました。きっと雄大な景色が待っているのでしょう。
私達はすぐ横にあったシャレーレストラン兼休憩所へ。このシャレーレストランが又周りの景観と合っていて可愛らしいのです。
このオートサヴォワ県のちょっとしたつまみ、前菜であるじゃがいものベニエ(beignet de pomme de terre)が大好きで早速それを注文、サヴォワ風ポテトフライ、の様な物でしょうか。昔20代の頃このサヴォワ地方の山でのハイキング後に山々に囲まれたシャレーでこのじゃがいものベニエに生ビールを一杯飲んだらもうそれは最高で、そんな思い出がずっと余韻に残り、、、やっとこのベニエに再び出会えました。このベニエ、とても簡単、シンプルに作れるのでしょうが。
今回はサヴォワ産白スパークリングワインで頂きました。中々合います。
さて、素敵な自然の景色を前にこのワインとつまみで気分が良くなった後は、次の目的地であるシ フェール ア シュバル(Sixt-Fer-à-Cheval)へ。綴り上、シックスフェールシュヴァルが良かった、良かったと周りのフランス人に夏休み後言いまくっていたのですが(あまりにこの場所が気に入り)、友人がある日、シックスじゃなくてシ フェール、よ、と直してくれました。ややこしい、フランス語は。。。
ルジェ滝(cascade du rouget)から車で15分くらいでしょうか。その途中の車窓が又最高でスイスの小さな観光地ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)を思い起こす景色。実際この辺りはスイスとの国境地域です。
今度は広めの大きな駐車場に車を停めて、ハイキング。夏休みであった為かなりの人でしたが、とにかく周りの険しいジフレ山塊(massif du Haut Giffre)が迫ってくるような壮大な景色。
このシ フェール ア シュバル(Sixt-Fer-à-Cheval)にも多くのハイキングコースがある様で、私達は国立自然保護の対象となっているシルクデュフェールシュヴァル(Ciruqe du Fer-à-Cheval) と言うエリアを2時間くらいハイキング。
ハイキング入り口にはシャレーレストランがあります。
このハイキングコースからの景観がこれ又素晴らしく感動レベルでした。
このシ フェール ア シュバル(Sixt-Fer-à-Cheval)、フランス人でも知らない人も多かったり、素晴らしい場所と聞いた事はあるものの行った事がない人も多い様です。
宿のムッシュのお陰でこのオートサヴォワ県での新たな発見。彼に感謝です。この国立自然保護の対象となっているシルクデュフェールシュヴァル(Ciruqe du Fer-à-Chval) は冬季にはジフレ山塊(massif du Haut Giffre)は雪に覆われ、険しい崖から流れ落ちるいくつもの滝は凍りつき、その光景が幻想的とも言われています。
そう、この崖から流れ落ちるいくつもの滝の光景が又小さなスイスの街ラウターブルンネンLauterbrunnen)によく似ているのです。ただこちらの方が規模がかなり大きく雄大です。
来月に控えている同県でのスキーバカンス。行けたら又ここの冬景色を見てみたいですね。