６月下旬から倒れそうな程の忙しさで長くブログの更新ができず、それでもやっと落ち着いてきたので、今年の長いバカンスのお話から（今更😅）。多忙と言えど、バカンスだけは勿論しっかりとりました、何せその為の人生✨だから…
７月、８月とこの長過ぎるフランスのバカンスシーズン。一般に７月１４日のパリ祭前後からフランス人の移動が激しくなり、我が家もこの１４日前後の一週間、まずはサヴォワ県(Savoie)へ。大好きなアルプス地方オートサヴォワ県(Haut-Savoie)の南部に位置し、山々の標高もアルプス地方北部より低め。
このエリアにある湖畔に毎年２週間程滞在する義姉。今年はその彼女が一緒に過ごさないかと呼んでくれたので行ってみました。
パリからおよそ車で６時間弱、リヨン、シャンベリーからは各車で１時間のエギュベレット湖 (Lac d’Aiguebelette)。名前も聞いた事のなかったこの湖、湖畔に着くやいなや、その美しいエメラルド色の湖、そして湖畔の雰囲気の良さに見惚れ。。。
同じくこのサヴォワ県にある近くの有名なブールジェ湖(Lac du Bourget))、そしてより北東にあるオートサヴォワ県のアヌシー湖(Lac d’Annecy)と比べるとその名はあまり知られておらず、もちろん観光客、外国人もあまり多くはありません。そして何よりその水質と環境保護の為に1967年以来モータボートやジェットスキー等の乗り入れが禁止されているのも、湖、その美しい色、湖畔の景観を保つのに貢献しているのでしょう。
湖畔には幾つかのビーチがあり、このサン・アルバン・ド・モンベル(Saint-Alban-de-Montbel)の町にあるPlage Du Sougeyと言うビーチがお勧め。
レストランやスナックバーもあり、景色も居心地も抜群。ただ週末はリヨンやシャンベリーから多くの人が押し寄せるため早めに行き早めに帰るのがお勧め。
ちなみに同ビーチも含めてほとんどのビーチが有料です、環境保護にはその方がフランスの様な国ではいいでしょう。
こうして湖を見ると何だか海辺のビーチにいるような錯覚に、そして水温も高めなので泳ぎやすく。
湖ではカヌー、カヤックが楽しめ、多くの人がサーフボードを、そして周囲の山ではパラグライダーを楽しんでいます。
主に、湖畔のNancesと言う町でカヌーカヤックがレンタルできます。ビーチやカヌーカヤックで日中過ごした後、夕方は湖畔のお散歩を。
こちらは、小さくこじんまりしたハーバーPort d’Aiguebelette-le-lac。長閑で素朴な雰囲気。
そしてこちらはサン・アルバン・ド・モンベル(Saint-Alban-de-Montbel)のビーチから車でちょっと湖畔をぼって湖を見渡せる場所。こんな場所にセカンドハウスが欲しい…パリでのストレスを全て吸い取ってくれるでしょう。
何だかここからの景色、息子が生まれる前に週末によく彼と行っていたスイスのブリエンツ湖畔のとても小さな村イゼルトヴァルトIseltwaldにとても似ていて、当時の記憶が蘇る景色。
あぁ〜、子供ができる前は好きな時に好きな場所に行けてよかったなぁ～何て思いながら。。。
さて、ヴァカンス中はあまり食事準備、料理に時間を取られたくないし、ストレスを抱えたくない、と言う義姉。ランチや夕食も適当に。近くの小さな村にくるカミオンピザ(camion pizza)と言われる路上に出るトラックピザ屋でピザをオーダしたり、総菜屋でお惣菜を買ったり。
こちらはサン・アルバン・ド・モンベル(Saint-Alban-de-Montbel)湖畔にあるレストランLe Bistro 1951のテラス席から。何だかイタリアコモ湖畔の景色にとても似ている…眺めもよく、美味しいレストランでお勧めです。
このメインの豚肉や鶏肉、ほんと地方や田舎で食べられるお肉はまずいパリのお肉とは大違い！
特別サヴォワ産ワインって好きではないけれど、せっかくだからサヴォワ産ワインで頂きます。
そしてもちろんアルプス地方では毎回デザートはブルーベリー系。
そしてサヴォワと言えばやはりチーズ。アルプス地方に来たら必ずチーズ専門店でチーズをパリに買って帰るのが習慣。
Aynと言う（読み方は？)と言う小さな村にあるチーズ専門店Ayn-Dullinでチーズを。
チーズ好きではないけれど、このサヴォワ地方のトム ド サヴォワ(Tomme de Savoie)とボーフォール(Beaufort)は好きで毎回買います。
それに付け加えチーズ好きの彼はより濃厚な味のチーズをチョイス。
同専門ではチーズの作り方の映像を息子がいたせいか見せてくれました。
とても素朴な７月のヴァカンス。フランス人らしいよりローカルなスタイルのプチヴァカンス。日本での学生時代からちょくちょくフランスに旅行、留学で来て色々な場所を訪問してその美さに惹かれ、その上職業上も美しい物、場所に囲まれて仕事をしてきたせいか？毎回バカンスは一般的にヨーロッパの美しいお高めのリゾート地に行く習慣が定着してしまい、その分バカンス代も勿論大変。ただ、今のコロナ禍後、そして戦争などで日本への帰国が再び可能になったけれど、エア代は以前と比べかなり上がり、バカンス代が更に大変な事になる為、この様ないかにもフランスのローカルな場所もバカンス先に入れて（←リゾート地より安い為）バランスを取らなければなぁ何ても思いました。
このエギュベレット湖 (Lac d’Aiguebelette)。自然がそのままに残りそこまで観光化されていなく、それでいて、湖畔からの景色はどことなくスイスの小さな村イゼルトヴァルト(Iseltwald)やイタリア北部のコモ湖畔に似ていたり、と。この様な場所はやっぱり自分では見つけては来れないし、こういうとてもローカルな場所でのプチバカンスも落ち着いて過ごせて中々いいかも知れません。