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スイス経由でバカンスへ

スイス経由でバカンスへ

スイス経由でイタリアへバカンスへ

3年ぶりに大好きなイタリアトスカーナ州でのバカンスへ出発。イタリアのレンタカー代増額により車でスイス経由で行きました。途中一泊休憩したスイスの見知らぬ田舎のAirbnbで予約した宿がとても気持ちよく快適。スイスに寄る事でイタリアへの道のりが少し短く感じました。

1年で最もフランス人の仕事への熱意が低下しているのは6月と7月。子供達は9月に始まる新学期を前に7月8月と長〜い2ヶ月のバカンスシーズンへ。大人達も一年の終わりって感じで最後のエネルギーを振り絞って何とか仕事へ。。。

さて、今年のバカンスは3年ぶりに2週間大好きなイタリアへ行ってきました!トスカーナ州に行く予定だった為、3月下旬にミラノ行きTGVをまずチェック。TGVはかなり前もって予約すると日本の新幹線と比べかなり安くチケットが買えます。

そして次にミラノでのレンタカーを調べると、何とレンタカー代がコロナ前と比べ倍以上の値段に(驚)!3年前の2週間のイタリア滞在のレンタカー代は約500ユーロ。今年は1000ユーロ以上!

実際、イタリアでコロナ前と比べ148%レンタルカー増額!何て記事が日刊紙Figaroデジタル版にも載っていた程。流石イタリア人、彼等は自国がどんなに外国人観光客に魅力的な国であるかを十分過ぎる程理解しているのでバカンス中はぼったくりレベルでもとにかく稼ぎ時。流石にレンタカー代だけに1000ユーロは馬鹿馬鹿しいので、そうくれば、じゃあ車で行こう!となります。陸続きっていいですね。

最短のルートは太陽への高速と呼ばれるパリから南へ続く高速道路A6 (autoroute du Soleil)でアルプス地方オートサヴォワ県に入り、モンブラントンネルを通ってイタリアに入ります。その後ジェノバ経由でトスカーナへ。休憩なしで約11時間半。ただ、この南行き高速道路A6はとにかく夏休み中は大混雑するのでこのA6を、そして通過料金48ユーロで11kmある長いモンブラントンネルの通過も出来れば避けたく(←昔大火災があったのであまり気持ち良くないので)、そして4年前に崩落して新たに建てられた高架橋(モランディ橋)のあるジェノヴァの高速道路A10もやはり通過したくなく(崩落3日前に通過していた為トラウマに)、、、と、そこで思いついたのがスイス経由ルート。

パリから高速道路A5で南東へ走り、バーゼルからスイスに入りその後スイスを横断してイタリア北部湖水地方を通りミラノへ経由でトスカーナへ行くコース。ちょっと大回りになりますが、実際このルートで行って正解でした。特にイタリアでのレンタカーを避ける為車でイタリアに入る人達が多く、フランス側からイタリアに入る車で凄い大渋滞がシャモニーでも起き、暑い中7月下旬から8月上旬はモンブラントンネル入り2時間待ち、何て新聞にでていました。長いトンネルの為トンネル前で入車数が制限されています。ガソリンも最高値でのバカンスの為色々ルートを考えました。

そして、パリから出発して渋滞に全く出会わず、と言うかほぼ空の高速を進みながらスイスの宿までたどり着けました。途中フランスとスイスの国境検問所で多少の渋滞があったくらい。いかにフランス人が皆夏休みは南下し、フランス東部やスイスに行かないかって事ですね。まず彼等はスイスに興味が無さそう。。。

大家宅
大家宅

さて、イタリア行きの高速道路からあまり外れない、スイス北西部のバーゼル ラント準州(Basel-Landschaft)の全く見知らぬローテンフルー(Rothenfluh)と言う村に予約した民泊(Airbnb)に到着です。こちらで一泊休んで翌日イタリアへと又進みます。

スイス経由でバカンスへ
スイス経由でバカンスへ

寝るだけの、モーテルレベルの安いホテルか民泊を探した所ここの民泊が非常に好評で値段もお手頃でここに決めたのですが、とても小さく狭い宿でしたがモーテル(←泊まった事ありませんが)とは比較できない程良い宿でした。

スイス経由でバカンスへ

大家宅のすぐ隣の(同じ敷地内に)この小さなバンガローが民泊になっています。キッチンはありませんが小さな冷蔵庫、エスプレッソマシーン、湯沸かし器がついており機能的。

正面は小高い山で周りは自然に囲まれ、何だか長距離運転の疲れを癒してくれるのに最適で静かな田舎。

お庭のプールを使っていいよ、と言われ息子だけ使わせてもらいました。その後夜は同村の小学校へ。この日7月31日は、8月1日のスイスの建国記念日の前夜と言う事で村の小学校でとても小さなフェット(お祭り)があるから良かったら行ってごらん、何て言われて行ってみたのですが、行くまでの10分弱の道のりを散歩しながら思ったのは、とても小さな村と言っても、各住宅がとてもモダンで大半が電気自動車所有。玄関前には自転車やキックボード等色々置かれており、フランスとは大違い!こんな無名の村にいてもその豊かさ、そして治安の良さを感じます。フランス人がここに来たら、大喜びで自転車やキックボードを含め色々な物を容易く盗んで行ってしまうでしょう。。。着いた小学校や隣合わせの公園に行ってもやはり彼がフランスだったらこんな物すぐ盗まれて無くなっているけど、、、とこの小さな村の公園の設備を見ながら呟いていました。隣国とは言えなんたる違い。しかもこのエリアはドイツ語圏の為更にラテンの国々とは全てが異なります。

スイス経由でバカンスへ

翌朝は用意された朝食がおぼんで届きます、いい感じ。一人8スイスフランで子供は無料。

スイス経由でバカンスへ

エネルギーをしっかり蓄え又イタリアへと出発、7時間の道のりです。

スイス国内の高速道路には料金所が存在しませんが、何て道路やトンネル、サービスエリアがきちんと整っている事か、安心感があります。

スイス経由でバカンスへ

毎回スイスに来る度にある種の安堵感が生まれるのですが、治安の良さや全てがきちんとして整っている事に起因しています。ちなみに国外からスイスに車で入るには国境でヴィネットと呼ばれる40スイスフランのシールを購入し、フロントガラスに貼り付けます。このシールはその年の年末まで有効。ちなみに私達は今回国境で間違えた車線に列をなしていた様で(スイスプレートナンバー車や既にこのシール所有者車線にいたのかも?)検閲所で止められる事なく通過してしまいました。。。

さて、その後は結局11kmのモンブラントンネルを回避したものの、更に長い約17kmのゴッタルドトンネル(gotthard tunnel)が待っていました(💦)。このトンネルも入り口で入車数が制限されています。片道一車線で15分間もトンネル内っていうのも緊張と不安が混じります。トンネル内ではトンネル情報が常に伊、仏、独、英語と4カ国語でラジオから自動で繰り返し流れます。こんな長いトンネルでも通過料金なし!お隣フランスとイタリアと本当に違いますね。結局何処かでアルプス山脈の長いトンネルを通過せずにはフランス、スイスからイタリアには入国できない様です。

スイス経由でバカンスへ

こちらスイス、イタリア間の国境を超えると、、、大丈夫?この高速道路?何て思う程道路はガタガタ、高速道路なのに穴だらけ、道幅が急に狭くなり、トンネルはかなり古そうで、高速道路を跨ぐいくつも橋の老朽化は見て明らかで、イタリア人は車間距離はきちんととらず、速度制限標識はメチャクチャ過ぎて一体何キロなのか全く分からず、高速道路への侵入車線は短過ぎで危なく、挙げ句の果て月曜日であった為意地悪な大型トラックだらけで、、、とイタリアに入った途端にかなりのストレスに。ミラノに近つくに連れて少しはマシになって行きますが。それでもフランス国外に出てスイス経由にして新鮮な気分で出発できた為スイスからイタリアまでの道のりがそこまで長く感じられませんでした。

次回はイタリア🇮🇹へ~。