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クイーンズ・ギャンビット

クイーンズ・ギャンビット

クイーンズ・ギャンビット (The Queen’s Gambit)

最近Netflixで見たドラマで一番良かったクイーンズ・ギャンビット(The Queen’s Gambit) 。1960年代の雰囲気を写した映像が非常に美しく、又人物描写が見事にされている、ドラマと言うにはレベルが高く映画レベル。観ていない方には勧めです。

外出制限、ロックダウンなどでお家時間が長い現在、平日就寝前に1時間程ドラマを気晴らしに見る日が多くなってきたのですが、最近Netflixで見たドラマで一番良かったクイーンズ・ギャンビット(The Queen’s Gambit) 。フランス、いや世界中で?かなりヒットしており、このドラマの影響で最近チェスゲームを始めるフランス人が多くなってきたとニュースでしていました。

クイーンズ・ギャンビット

幼少期から孤児として養護施設で過ごした天才チェスプレイヤー、ベスハーモン(Beth Harmon)のお話。彼女が成長、変身していく過程が映し出されます。ちなみにこのベスハーモンは実在した人物。

1960年代当時の雰囲気を再現したインテリア、デコレーション、照明、そしてベスハーモン自身のファッション、とどれもとても素敵で、映像自体がかなり美しい作品です。撮影、衣装、美術は同じ物、つまりこれらは一体化している、と制作舞台裏で語っている同ドラマの脚本、監督のスコッットフランク氏のお言葉通りです。

クイーンズ・ギャンビット

そして何よりも、決して強いシーンが有るわけでも無く、台詞が特別多いわけでも無く、モノトーンなリズムで淡々と物語は進んでいくのですが、何故ここまで惹きつけられるドラマか?というと、登場人物、とりわけ主人公のベスハーモンの表情、表現だけで心理描写が見事映しだされており、視聴者の想像力、好奇心や懐疑心が掻き立てられから?でしょうか。そしてこのベスハーモン役を演じた女優アニャ・テイラー=ジョイ自身が持つ独特な外見、顔、眼差し、雰囲気が又視聴者を惹きつけるのです。

ドラマ、と言うにはレベルの高い作品であり観ていない方には是非お勧め。又全話7話を見終えた後は、同じくNetflixで見られるクイーンズ・ギャンビット制作の舞台裏、も観る事をお勧めします。より深くこの作品を理解する事が出来、又、主人公役演じた女優アニャ・テイラー=ジョイの素顔とのギャップにもびっくり。7話で終わりなのか?続きがある、とも耳にしましたが実際のところはまだ分かりません。